普段使いのLinux!

元Windowsユーザーのニッキが Ubuntu Linux 7.0.4 the Feisty Fawn を導入し 普段使いのデスクトップ環境を作っていくレポート。

2007年10月21日日曜日

Ubuntu 7.10アップグレードへ注意

Ubuntu7.04のユーザーに7.10への更新通知が届いているかと思います。

バージョンアップは止めた方がいいと思います。
あちこち問題を抱えているようで、色々な報告がされています。
現状ではubuntu 7.04 -> 7.10へのアップグレードはお勧めしません。
クリーンインストールも同様です。

僕自身Linuxのアップグレードは初めてなのでまさかこれほど不安定な状態で
リリースされるのだとは知りませんでした。バグの情報や修正が出揃う
年明けくらいまでは待った方が良さそうです。

7.04のサポート期間は来年の10月まであります。

2007年8月31日金曜日

Linux(Ubuntu)に乗り換えるインストール手順


ハードディスクに丸ごとUbuntuLinuxをインストールする方法が書いてあります。
Ubuntuに限らず各LinuxOSをインストールする場合に
共通する部分が多く、参考になるかと思います。

インストールに必要な物は

 ・WindowsXPが普通に動く位の性能があるパソコン1台
 ・インターネット環境
 ・700MBの未使用CD-R1枚
 ・CD-Rドライブ
パソコンの性能が低すぎる場合、国産のVine Linuxが軽いと聞いた事があります。


以下UbuntuLinuxの大まかなインストール手順。

Windows上で使っている重要なデータを全てバックアップする。


Windows上でUbuntuLinux ISOイメージをダウンロードしてUbuntu インストールCDを作成


作ったCDをドライブへ入れてパソコン再起動、Ubuntuの起動メニューが出るのでエンターを押す。
UbuntuデスクトップがCDより起動する。


ハードウェアの認識具合、ネットワーク接続などをチェックする。


Ubuntuのデスクトップにあるインストールアイコンをダブルクリック
インストールウィザードの手順にしたがっていく。


ハードディスクへUbuntuLinuxをインストール完了。CDを抜いてパソコン再起動


Ubuntu LinuxがHDより起動 OSインストール完了。



1.UbuntuOSの"ISO CDイメージ"をUbuntu公式サイトからダウンロードして
WindowsOS上で、CDに展開して書き込む。


UbuntuLinuxには、色々なバージョンがありサポート期間が違うなど書かれていますが
特に理由がなければ最新の日本語版をインストールすることをお薦めします。
記事を書いた現在7.04が最新です。

Ubuntu 日本語ローカライズ版Desktop CD ダウンロード
http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/download

できればダウンロードしたISOファイルのハッシュ値を確認してください。
ダウンロード中にファイルが壊れたりしてないか確認するための作業です。分からなければ飛ばしてOK
僕は初めBitTorrent経由でダウンロードしたんですが、ファイルがなぜか壊れていました。
公式ホームページのWEB上からのダウンロードした方がいいかもしれません。

ISOファイルから、OSが起動可能なブータブルCDを作成するには
正しい方法でISOファイルを展開してCDに書き込む必要があります。
使っているライティングソフトの説明書でISOイメージの書き込み方を確認してください。

参考ページ [M.D.L] ISO ファイルの焼き方
http://mcn.oops.jp/lab/linux/burn-iso.htm

Ubuntu 公式WIKI ISOイメージをCD-Rに書き込むには
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/BurningISO

 トラブル発生?? 
  CDからUbuntu OSが起動しなかったら?

   ・ダウンロードしたISOイメージが破損していたのかも?
 公式のダウンロードサイトで公開されているハッシュ値とダウンロードしたISOファイルの
 ハッシュ値が同じになるか確認してみましょう。
 破損している場合は、ISOファイルから計算したハッシュ値が公式ページ記載のハッシュ値と異なっています。
VectorなどでWindows用のハッシュ値を算出できるフリーソフトがあります。
確かflash hashと言うソフトが使い勝手が良かったと思います。

 ITPRO:情報セキュリティ入門 ハッシュ値
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060628/241960/

   ・CDにISOファイルを一つのファイルとして書き込んでしまったかも?。
     ISOファイルはCDの内容が詰まった一つの書庫ファイルのため、展開してCDに書き込みます。
 正しく書き込まれていたら、CDの中にはたくさんのフォルダとファイルができているはずです。
 CDライティングソフトのヘルプを参照してISOファイルの正しい焼き方を調べます。

 参考ページ [M.D.L] ISO ファイルの焼き方
 http://mcn.oops.jp/lab/linux/burn-iso.htm

2.作ったCDをドライブに入れてパソコンを再起動させる。

パソコンを再起動すると、Ubuntuの起動メニューが出てそのままエンターを押せば
CDよりライブ・デスクトップが起動する。
  このまましばらくUbuntuデスクトップを試してみましょう。
 今はCDから読み込んでいるため動作が遅いですがHDにインストールすると改善します。

  続いてメインメニューの システム >> 設定 >> ハードウェア情報
 から、接続されているハードウェアが認識されているか確認しておきます。
 持っているデジカメ、タブレット、プリンターなどを色々つないで試してください。
 自動認識され無いハードウェアは初心者が認識させるのは難しいかも知れません。
 ネットワークの接続も大抵自動で完了しているはずなのでブラウザを起動してみましょう。
 ネットワークにつながってない場合、カードが認識されているか確認してメニューの
 システム>>システム管理>>ネットワークから設定を見てください。

 この時点で気に入らなければ、ウィンドウズには何も影響しませんので右上の
 電源ボタン空シャットダウンしてCDを抜けばウィンドウズへ帰れます。
 気に入ったら、ハードディスクへのOSインストールを開始します。

 トラブル発生?? 
・CDを入れたのに起動時全く読み込まず、いつも通りWindowsが起動してしまう。
 パソコンのBIOSの設定がハードディスクから優先的に起動するように設定されており
 CDから起動するようになっていないかも?

BIOSと言うのはOSの前に起動してOSが起動する世話をしてくれるマザーボードに
 くっついている原始的プログラムの事です。メーカーによって操作方が若干異なります。
 BIOSとは? WikiPedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/BIOS

 大手電気メーカー製のパソコンで、リカバリーCDなどが付いてる機種の場合は、ほとんど
 CDから起動するように設定されているのでこの問題は起こさないかもしれません。

 万が一、この問題が起きた場合は
 BIOSの設定をしてCDドライブからOSが起動できるようにする必要があります。
 BIOSは大抵起動時にDELボタンを押していると設定画面が出てきます。
ノートパソコンや一部のメーカー製はマニュアルを読んで確認してください。

 下のページを参考にBIOSがOSを起動させるドライブの順番を
 CDドライブ>HDドライブとなるように設定してみてください。

BIOS設定機能を使い起動ドライブを変更する方法
http://www.chokanji.com/startck/bios.html
Youtube参考動画 
  http://www.youtube.com/watch?v=TX6B2VWgB5Y

   ・Ubuntuの起動画面までは出たが、ロード中に画面がフリーズして動かない。
   ・デスクトップまで起動したのにキーボードやマウス、USB機器、カード類が全く反応しない。
  CDのUbuntuの起動選択画面が出た所でF6を押してカーネル起動オプションに
  acpi=off
  ↑これを入力してエンターキーを押す。すると解決するかもしれません。
  F6を押すと一番下に起動オプションを入力するラインエディタが表れているはずです。
  ACPIは電源管理用のプログラムの設定らしいですが僕自身良くわかってません。
  古いマザーボードを使っていたりする場合、効くことがあります。
  僕の場合7.0.4のインストールでこの問題が起きて、これで解決できました。

3.ハードディスクへインストール開始。

 CDより起動したUbuntuデスクトップにあるインストールアイコンをダブルクリックして
ハードディスクへのインストーラーを起動します。
 ユーザーIDとパスワードを設定します。絶対忘れないでください。

 時刻設定やキーボード、マウスなどを常識的に選びそのままOKOKとしていきます。
 ほとんど迷うような所はありません。

 問題となるのは、ハードディスクにどのようにOSをインストールするかと言う項目です。
 HDを丸ごとUbuntu用に使用して、ファイルシステムはext3と言うフォーマットを利用することをお薦めします。
 HD丸ごとLinuxで使用する場合、選択肢を選ぶだけで済みます。
しかし、既存のOSとデータは消去されてしまいますので注意してください。
 後は、インストールされていくのを見ているだけです。

 インストールが完了したら、OSを再起動するようになると思います。
 再起動の前にインストール用CDを抜き忘れないでください。忘れるとCDから起動してしまうので。

4.インストール完了。
 設定したIDとパスワードを入力してログインしてください。

インストール後起動すると、メインメニューにアップデート通知の小さいプラスボタンが表れますので
ダブルクリックして、パスワードを入力しウィザードにしたがってOSを最新の状態に更新しましょう。


UbuntuLinuxのインストールで参考になるページ

ITPRO:インストール完全ガイド Ubuntu 7.04 Desktop CD 日本語ローカライズ版
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070507/270108/?P=1&ST=lin-os
この記事と重複していますが、画像つきでインストール手順が確認できます。

公式フォーラム インストールとアップデート
http://forum.ubuntulinux.jp/viewforum.php?id=3
いくつかUbuntu のLiveCDにエラーが報告されているようです。
万が一、未知のエラーが出たらエラーメッセージをメモしてここを調べてみたり検索してください。

2007年7月18日水曜日

Linux初心者が参考になるページ 10

まずUbuntuのデスクトップをクリックしてF1を押してください。
ヘルプセンターが起動します。

Ubuntuの最新情報と言うトピック以下に未翻訳ですが
デスクトップを使う上で役に立つ資料がたくさんあります。
簡潔な表現を心がけているようでわかりやすいです。
その他のトピックは翻訳されています。
ウェブ版ヘルプセンターはこちら(現在は英語版のみ。)
Ubuntu documantation
https://help.ubuntu.com/

Ubuntu 日本語コミュニティ
http://www.ubuntulinux.jp/community
日本のUbuntuユーザーの集まっている所です。
日本語でUbuntuの質問するなら2chかここしかないかと思います。

5.04Starter Guid 日本語
http://old.ubuntulinux.jp/wiki/504StarterGuide/#basicsecuringubuntu
古いUbuntu向けに書かれたものですが、バージョンに左右されない内容が多いので
参考になります。

Ubuntu Guide
http://ubuntuguide.org/wiki/Main_Page


2chのLinux関係まとめページ
http://linux2ch.is.land.to/index.php?FrontPage
http://linux2ch.is.land.to/index.php?InstallationUbuntuLinuxFAQs
http://ubuntu.yh.land.to/

WindwosユーザーのためのLinux入門
http://www.glasscom.com/tone/linux/
包括的で硬派なLinux入門サイト

JM Project
http://www.linux.or.jp/JM/index.html
コマンドマニュアルを日本語で検索できる。

Linux コマンド逆引き大全
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060224/230579/
目的からコマンドを探せる。

@IT LINUX TIPS index
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/tipsindex.html
雑誌のコラムのような形式のLinux情報がたくさん読める。

シェルスクリプトリファレンス
http://www.rhythm-cafe.com/shell/Default.aspx
シェルスクリプトを覚えるとコマンドラインの作業を自動化できる。

ブートローダ/カーネル起動/初期ラムディスク展開の比較
Linuxの起動まで何が起きているのか教えてくれる。

Linuxハードウェア認識の基礎
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/0405/18/epn06.html
Linuxでドライバーがどんなふうに読み込まれるのかなんとなーく分かる。

IT pro 「Windowsユーザーに教えるLinuxの常識」
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/index/indexfiles/theoryindex.html
初心者に特におすすめなのは
   各ディレクトリの役割を知ろう(ルートディレクトリ編)
   ユーザーとパーミッションに見るLinuxの設計思想

Ubuntu主要ソフトウェア・インストール

Windowsには有名なアプリケーションがあります
Linuxで、どれがどれに代替できるのか?

気になるアプリケーションがあったらYoutubeで検索してみてください。
有名なソフトは熱心な人が動画を公開しているかもしれません。

名前の後ろに*が付いているのはUbuntu704に標準でインストールされているものです。
ここに記載したソフトは、Ubuntu704で、起動することを確認し、また実際使ってます。

IE WEBブラウザ   >>> Firefox*
MS-Office >>> OpenOffice*
Outlook >>> ThunderBird ,Sylpheed, Evolution*
Ubuntu標準のEvolutionは現状、日本語環境で上手く機能しません。
メールヘッダ不良で起こる受信側の文字化けバグ?は2002年から指摘されているものです。
改善は期待できないのでThunderBirdかSylpheedをおすすめします。

MSN,Yahoo! メッセンジャー >>> Gaim* (ほとんどのメッセンジャーと互換性がある。)
 最近、名前の問題で企業ともめGaimから、Pidginへ改名しました。

PhotoShop 画像編集  >>> Gimp* , krita
AfterEffect 動画特殊効果 >>> Jahshaka , Blender3D
Premiere 動画編集  >>> Cinelerra , Avidemux , LiVES , Kino , Kdenlive , Blender3D ,
PremireスタイルなのはCinelerraですが、お手軽編集ならLives、Kdenlive、DV編集ならKinoがおすすめ。
Illustrator ベクタードロー >>> OpenofficeDraw*, Inkscape
Maya,XSI,LW 3D製作 >>> Blender3D , Wings3D
カメラトラッキングソフト >>> voodoo camera tracker
画像オートトレースソフト >>> potrace , potracegui
iTune 音楽管理 >>> Amarok

ダウンローダー  >>> Downloader for X , gwget
僕はWindowsエミュレーターWineでirvineを使ってます(細かい点で動かない部分がありますが使えます)。
パスワード管理ソフト >>> KeePassX
2ch 専用ブラウザ  >>> V2C
RSS リーダー  >>> Liferea , Akregator
FTPクライアント >>> gFTP*,nautilus
 nautilusは、標準で起動するファイルブラウザのことです。
CD/DVDライティング  >>> K3b
高機能リネームソフト >> KRename , mvb(コマンドベース)

さらに必要なら、Ubuntu公式フォーラムや2chのスレッドが参考になります。
デスクトップ向けソフトウェアガイド (公式フォーラム
こんなソフト無いですか? in Linux板 (8th) (2ch


Ubuntu 7.0.4では、ほとんどのアプリケーションはシステム>システム管理>Synpatic 
からインストール可能です。


一部のSynpaticからインストールできない物の入れ方。
今現在Synpaticに無くても追加されている可能性があるので
手動でインストールする前に確認してください。

Livesのインストール

Liveは現在synpaticからインストール可能になりました。 

get deb ubuntu software portal
http://www.getdeb.net/browse.php
Ubuntuにインストール可能なdebパッケージををインターネット上に集めたサイトです。
Synpaticなどのリポジトリにないものが中心に結構数があります。

ここのサイトのビデオソフトのカテゴリー内にLivesの
パッケージがあるのでダウンロードをクリック
ディスクに保存ではなくアプリケーションから開くを選び
順にクリックしていくだけでインストールが完了する。
ディスクに保存ではなくアプリケーションから開くを選び
順にクリックしていくだけでインストールが完了する。

Jahshakaのインストール

 Jahshaka公式ページにある環境に合ったUbuntu用のリポジトリURLを設定する。
Jahshaka Ubuntu パッケージリリース情報
http://www.jahshaka.org/content/view/112/

システム > システム管理 > ソフトウェア・ソース
のサードパーティーのソフトウェアタブの下部にあるプラスボタンをクリック
入力ボックスが出たらそこにリポジトリの情報を貼り付ける。
リポジトリ情報はAptlineと呼ばれ三つのセクションからなる1行の文字列です。

deb http://repo.jahshaka.org/ubuntu/dapper/ binary-i386/

このAptlineをコピーペーストしてもいいですが、公式ページの最新の情報をチェック
した方がいいかと思います。

このパッケージは以前のUbuntu用のパッケージですが7.0.4で使えます。



リポジトリ情報を登録後
Synpaticを起動、データの更新ボタンを押すとリポジトリのデータが更新される。
その後、Synpatic内からJahshakaを検索してインストールできる。
インストーラーのある場所をシステムに教えただけの事です。

以上がリポジトリを追加する標準的インストール方法ですが
JahshakaではUbuntu用に、インストール用シェル・スクリプトが用意されています。
公式ページの Menu >> Download >> Jahshaka >> Version >> Ubuntu
と辿っていくとインストール用、シェルスクリプトがあります*.shの拡張子です。
上の説明で行った手順を全自動で行ってくれるスクリプトです。
こちらをダウンロードして実行しても同じです。


Cinelerraのインストール
 http://cvs.cinelerra.org/getting_cinelerra.php#ubuntu
http://www.kiberpipa.org/~gandalf/ubuntu/README
ここにインストールとリポジトリの情報があります。自分のマシンにあった物を選んで
上で説明したJahahskaと同じように、リポジトリを追加してインストールします。
僕の場合なぜか、ubuntu feisty のリポジトリを選んだのに起動させようとしたら
コアダンプと、エラーが出て起動しませんでした。古いパソコンだから?
deb http://www.kiberpipa.org/~gandalf/ubuntu/feisty/cinelerra/i686/ ./
しかたないので、一度パッケージを削除してから、ひとつ前の
edgy用のリポジトリを使ったらうまく起動しました。
deb http://giss.tv/~vale/ubuntu32 ./
ディスクに保存ではなくアプリケーションから開くを選び
順にクリックしていくだけでインストールが完了する。

Kdenlivesのインストール
 
当サイトの記事ではありませんが以下の投稿が大変参考になります。
UB3 ビデオ編集ソフト、Kdenlivesを使う。
http://ub.x0.to/ub3/2007/08/kdenlive.html#more


V2C(2ch専用ブラウザ)のインストール
 SUNマイクロシステムズのJRE (JAVA実行ランタイム)がSynpaticよりインストールされている必要がある。
V2C公式ページより本体をダウンロードして、適当なフォルダに解凍して利用する。
V2Cと言うスクリプトファイルをダブルクリックして起動する。
JAVA言語で作られているのでJRE(JAVA実行ランタイム)をあらかじめインストールしておく。
圧縮ファイルはファイルを右クリックのメニューから解凍できます。
JRE不要版もある。

JREとは? Wikipedia

voodoo Camera tracker のインストール

公式ホームページより.tar.gzのLinux用の書庫をダウンロードする。
次にダウンロードしたファイルを右クリックから解凍。
解凍されたフォルダにある
./bin/voodoo
をダブルクリックするだけでvoodoo camera trackerが起動する。


Liferea(RSSリーダー) のインストール

インストール自体はSynpaticから行えます。
Firefoxのアドレスバーの右に表示されるRSS対応マークをクリックした時にLifereaを
RSSリーダーとして使う方法。実質、必須なので書いておきます。
Lifereaインストール後
Firefoxのメニュー 編集>>設定>>フィードタブ を選択。
次のフィードリーダーを利用して購読 の アプリケーションを選択ボタンをクリック
選択ダイアログのアドレスバーに下のファイルパスを貼り付けるか、選択する。
/usr/bin/liferea-add-feed
これはlifereaの購読指定用プログラムです。
これでFirefoxでRSSを購読しようとクリックしたときLifereaが起動しRSSが購読状態になる。

2007年7月17日火曜日

WineでWindowアプリケーションを使ってみる



Wineと言うソフトをインストールすれば現在DirectXを利用しているゲームなどの一部のソフトをのぞけば
ほとんどのWindowsアプリケーションがLinux上で動くようです。

Synpaticより、wineを検索していんストールしてみてください。
そして、ウィンドウズアプリケーション(.exe)の上で、右クリックして別のアプリで開くを選択
インプットボックスににwineを入力して実行。
これでほとんどのウィンドウズ、アプリケーションやインストーラーが実行されます。

上のスクリーンショットはUbuntu Linux 上で Pixiaと言うウィンドウズのアプリケーションを実行した様子。
筆圧の感知以外はほとんど正常に機能しています。
筆圧の感知やゲームグラフィックなど特殊なドライバーが必要とされるものは苦手なようですが
事務的なアプリケーションのほとんどは機能するのではないでしょうか。

ワインはまだ開発中で、将来的にはDirectXに対応したいと開発コミュニティーが頑張っているようです。

Linuxで新しいソフトウェアをインストールする方法。

Linuxでは、アプリケーションがパッケージという形で配布されています。
拡張子は*.debです。 Windowsで言うインストーラーです。
debを専用のインストーラーアプリケーションを使って開いてインストールします。

*.rpmと言うパッケージもありますが、Ubuntuでは、debしか使いません。
debでもDebian Linux等に提供されている物は避けUbuntu専用の物を使いましょう。
システムの構成が違いますし混在させると危険だといわれています。

また、プログラムのソースコードから、アプリケーションをコンパイルして使うこともあります。
ソースコードは*.tar.gzと言う圧縮ファイルになってることが多い様です。
ソースファイルで配布されているプログラムをインストールするには

プログラム言語の中にはコンパイルせずソースコードのまま実行するスクリプト言語があります。
そういった物は専用の実行環境をインストールして、コンパイルせず実行環境にソースコードを読み込ませて実行する形になると思います。JAVA,Perl,Python等

上の二つのソースコードを取り扱うようなアプリケーションは初級者が使うようなものでは無い事が多いかと思います。Windowsからやってきたデスクトップユーザーが使うようなアプリケーションはほとんどパッケージ化されています。

GUI(グラフィカルインターフェース)からパッケージをインストールするにはUbuntuでは以下のふたつのアプリケーションが使えます。
メニューの
システム>システム管理>Sympaticパッケージ・マネージャー もしくは アプリケーション>追加と削除

このアプリケーションはインターネット上のリポジトリと呼ばれる倉庫からアプリケーション(debファイル)をダウンロードして自動でインストールしてくれます。




CUI(コマンド端末)からパッケージをインストールする方法。
次の二つの方法があります。aptitudeはマウスも使える対話インターフェースを持っており
パラメーターをたくさん覚えなくてもパッケージ管理のフル機能にアクセスできます。
しかし、単なるインストール作業の場合、apt-getの方がシンプルで、使い勝手がよい場合が多いです。
$ apt-get install パッケージ名
$ aptitude

実際にはこの様に使います。
$ sudo apt-get install cinelerra
管理者として実行するためにsudoを付けて実行する。

詳しいサイトがありますのでご覧ください。
【 apt-get 】 パッケージを取得してインストール/アップデートする:ITpro
aptitude ユーザマニュアル

コマンド端末でパッケージ名を入力する際に、頭の数文字だけ入れてTABキーを押せば
インストール可能な候補が、表示されます。

CUIは時代遅れ?と言う気もしますが、GUIのインストーラーも実は
裏で同じ仕組みを使って作業しているので基幹部分の設定ファイルなどは共有されています。
またインターネット上に記載されたコマンドをそのまま端末に入力することで
何も知らなくても上級者と同様の作業が行えるので、初心者にも便利だと思います。

インストーラーから追加したアプリケーションはほとんどの場合アプリケーションメニューに登録されていますのですぐにわかります。
メニューに無い場合は アクセサリ>端末 からアプリケーション名を入力してみてください。
わからない場合ネットで調べるか、/usr/bin/ 以下などにインストールされたファイルがありますので探すことができます。
また、頭文字だけタイプしてタブキーを押すとコマンドの候補が一覧表示されます。
アプリケーションの名前が分かっている場合は 
$ which アプリケーション名 
と端末に入力すると実行ファイルの場所が分かります。

Ubuntuデスクトップのメニューにアプリケーションを追加したい場合はメニューの
システム>設定>メインメニュー
から、GUIで追加できます。

あまり有名ではないアプリケーションはUbuntu用のdebパッケージを手動で個別にダウンロードするか
リポジトリのURLをSympaticのメニューから手動で追加してインストールします。
システム>システム管理>ソフトウェア・ソース
からリポジトリURLを追加できます。

公式のリポジトリに無い個別のdebパッケージは、ソフトウェア開発者のサイトか各Linuxディストリビューション用に有志でパッケージ化している人のページにあります。最近Ubuntuには、そうしたパッケージを一同に介したポータルサイトが登場しています。
GetDeb - Ubuntu Software Portal - More applications, easy to install
気に入ったアプリケーションのダウンロードボタンをクリックして
アプリケーションから開くから、デフォルトのパッケージマネージャーを選択することで簡単にインストールできます。ダウンロードの所に複数のパッケージがある場合、依存関係順にインストールする必要があります。間違えるとマネージャーが依存エラーと表示してインストールされません。
エラー表示に必要なパッケージが書いてありますのでそちらを先にインストールしてください。

リポジトリの設定ファイルはUbuntu704の場合下のパスにあります。
/etc/apt/sources.list
このファイルは各パッケージインストーラーから参照され共有されています。
viエディターなどで直接編集することも可能です。

重要な設定ファイルは大抵マニュアルがあります。
このような設定ファイルがどのような役割をしているか知りたいときは
man sources.list
などとして、マニュアルにある情報を参照してみてください。
入力中TABキーで、補完機能が効きます。

システムの状態を把握する。

Windowsならコントロールパネルのシステムの情報とタスクマネージャーから
ほとんどの情報を把握できます、Linuxではどのようにするか?
GUIを使う方法とCUIを使う方法があります。

デスクトップの再起動、終了などはデスクトップ一番右上の電源ボタンから行います。

万が一、デスクトップが完全にフリーズしたときはCtrl + Alt + BackSpace
で、デスクトップを強制終了しログイン画面に戻ります。

デスクトップ メインメニューの システム>設定>ハードウェア情報
からインストールされているデバイスの一覧が見ることができます。




システム>システム管理>システム・モニタ
から、異常を起こしたアプリケーションの終了や起動しているアプリケーションの確認
などができます。




CUIでは、
アプリケーション>アクセサリ>端末
を起動します。起動したウィンドウに以下のLINUXコマンドを入力

lshw  ハードウェア情報
lspci PCIバスの情報
lsusb USB機器の情報
lsmod ドライバ情報
dmesg ブート時のメッセージを表示
vmstat メモリとCPUの利用状況を表示する。
ifconfig ネットワークカードの設定を表示
fsck ファイルシステムの修復、スキャンディスクの様な物
ps 実行中のプロセスを表示 ps alx で、全てのプロセスを表示
uname -a 利用しているLinuxのバージョンを表示する。
df ディスク利用状態の表示
pwd 現在作業しているディレクトリPATHを表示
date 日時の表示 cal カレンダー表示
history 以前実行したコマンドの履歴を表示する。
printenv 環境変数を表示する。パスの通ったディレクトリなどが確認できる。
*の部分に任意のファイル名やコマンドを入力して使う。
sudo * 後続のコマンドをシステム管理者として実行する。要管理者パスワード
man * 指定されたコマンドのマニュアルを表示する。
file * そのファイルが何のファイルなのか概要を表示してくれる。ファイルのプロパティ的コマンド
which * 指定したコマンドがどこにインストールされているのか表示してくれる。